毎年11月1日〜3日に、尾道で行われる 「ベッチャー祭り」 と言われるお祭りがあります。
江戸時代の末期に疫病が流行し、疫病の厄除け祭りとして始まったと伝えられています。
毎日大勢の人たちが苦しみながら死んでいく薬でも神頼みでも何の効き目もなく当時の奉行も病にかかり尾道の町がこのままでは滅びてしまう
と心を痛めて高熱にうなされて病の床に伏せ幻覚におちいっていたところへ、目の前に不思議な老人が現れ「わしは、吉備津披彦じゃ。今から鬼と獅子をつかわす。
病魔と戦わせ、お前をもとの元気な体にしてやろう!」と告げものすごい大きな音とともに、一匹の獅子と三匹の鬼が現れ、なにやら呪文を唱えながらたてがみを振り乱して踊り始めた。
鬼は金棒で天を突き地をたたき、獅子はがちがちと歯をかみ鳴らし、それはすざましい踊りで、奉行は胸をかきむしり高熱でうなされ、玉の汗をほとばしながら「鬼だ、鬼だ!」とわめき苦しむ奉行の様子はこの世の者とは思えなかったそうだ。
枕元で看病する人たちは、今にも息絶えるかと、ただ見守るだけであったが三日三晩苦しみぬいた奉行は四日目の朝、さわやかな気分で目をさませ周囲の者たちの驚きは言うまでもない。
その後奉行は神社に命じ、うなされ見た獅子と三匹の鬼の格好をさせて、三日三晩厄除けのお払いをさせた。その後その疫病はぴたりと治まった。
と言う云われが、現在に至っているようです。
調子のいい太鼓と鐘の音にのって、「ベタ」「ソバ」「ショーキー」と呼ばれるをつけた若者たちと獅子がまちを走り回り、子供たちを追いかけまわして、手に持ったササラや祝い棒で頭をたたいたり、体を突いた
りします。そうされると一年間の無病息災が約束されるといわれ、小さな子供を抱いた親などは、いやがる子供を無理やり連れ出します。(◎-◎;)
県下では他に類を見ない奇祭ですよ(^_^;)
尾道長江小学校 でも鬼達は大暴れします
高台に上がって逃げると挟み撃ちをされたりと、恐かったですよ〜〜
商店街の遙か彼方に居るのに、クルっと振り向かれただけで、「ぎゃ〜〜〜〜〜〜 助けて〜〜〜」
と、商店街のお店の中に駆け込み、商品の陰に隠れていたものです!f(^ー^;
逃げ回っていたので子供の頃は、叩かれたり、突かれたり、噛まれたりしたこともなく、、大人になってから1度だけ獅子に噛まれた位でした。
この子のお母さん、「泣くな〜〜 頑張れ〜〜」と励ましておりました
“そば”が手を離した途端に泣いていましたが、泣かずに良く絶えました (◎-◎;)
私だったら 泣いてるか、失神してるかどっちかやわ ・・・
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