友人の妹さんが、突然亡くなりました
39歳 クモ膜下出血だったそうです・・・
本当に突然のことで、残念です ・・・
そもそも よく耳にする「クモ膜下出血」 とは、どんな病気かと言いますと
本人が、気がつかない状況の中で脳の動脈の壁に先天的の弱い部分(脳の動脈の分岐部)が、加齢による動脈硬化や高血圧などが加わって風船のように膨らみ、こぶ状のになった部分を脳動脈瘤と呼びます。
これが何らかの原因で破れて出血し、くも膜(髄膜とか脳膜といわれるものの一部)に広がった場合をくも膜下出血と呼びます。この動脈瘤は脳ドックなどの検査で、破裂する前に見つかることもあります。
脳動脈瘤は、破れるまでは何も症状を起こしません。
一旦、脳動脈瘤が破れくも膜下出血が起ると死亡率は非常に高くなります。
クモ膜下出血の症状は・・・
頭全体、時に前頭部、後頭部などに頭痛が起こります。同時に吐き気、嘔吐、頸の後ろ(うなじ)が凝(こ)る、などのいわゆる髄膜(ずいまく)刺激症状が起きます。
頭痛の第1の特徴は、突然起こり、それが続くことです。突然とは、○時○分○秒にとか、部屋を出て3歩歩いたら頭痛が起きた、というほど突然に起こります。瞬間的にびりっと痛んですぐやみ、またしばらくしてびりっと痛む頭痛は、持続してはいないので、突然起きたとしてもくも膜下出血ではありません。
第2の特徴は、いままで経験したことのないほど強い頭痛であることです。しかし、はじめに軽い頭痛が前駆症状として突然起こり、少したってから強い頭痛が起こることもあります。
出血の量が多い時には、すぐに意識がなくなります。とくに重症の場合には病院にたどり着く前に亡くなる人もいます。
破裂する脳動脈瘤の場所によっては、脳の中に血腫(けっしゅ)をつくり、片麻痺(かたまひ)が起こることもあります。くも膜下出血ははじめはたとえ軽くてもすぐに再出血を起こしやすく、さらに重体になります。
くも膜下出血の発症後2週間以内には、脳の動脈が細くなる脳血管れん縮という状況が起きます。このため脳の血流が減り、片麻痺などの神経症状を起こします。再破裂と脳血管れん縮は、くも膜下出血の予後を左右する重要な因子です。
突然発症して持続する、今までに経験したことがないような頭痛が起こったら、ただちに脳神経外科の専門医のいる病院を受診してください。軽い頭痛であっても、念のため受診してください。
この病気は高齢者より、中年・壮年と言われる年代の方に多く発症します。
人は病気で死ぬのではなく、寿命で死ぬとも言われますが、若い方の死、ましてや子供の死は、身近に居る両親であったり妻・夫が、自分を責めるケースも多くみられます。
亡くなられた方の死・生きざまを意味のあるものにするのは、残された者の気持ちであり、どう生きて来られたか学ぶ事が、亡くなられた方からメッセージではないかと思います。
このような内容を書記す事をかなり迷いましたが、私自身も改めて健康診断を受けないと!
って改めて思いましたし、皆さんに注意を呼び掛ける事も、亡くなられた方のメッセージと私は受けたので、あえてご紹介させて頂きました。
自分の身体を過信しないで、検診を受けましょうね!
亡くなられた妹様のご冥福を、心から 心から お祈り申し上げます。
合掌
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